みなさんは、「AGE」という言葉をきいたことがありますか?
AGEは、人体にとって悪でしかありませんよ!
肌はたるみ、皮膚はボロボロ、シミ、ソバカス、脳にも影響して、認知症すら引き起こしてしまうのです。
ここでは、AGEという恐ろしい物質の恐怖と、その頭皮の関係、そして、AGEを生み出さないための食生活などについて紹介していきます。
目次
体がスローミイラ化を起こしてもいいんですか!!
糖質制限が髪の毛にいいことを「【糖質制限でハゲ防止!】青汁で薄毛・ハゲを予防し、糖尿病に気をつけろ!」の記事で紹介しましたが、ちゃんと実践していますか?
それは、いい心がけです。
それを説明するには、
- AGE
- 活性酸素
の2つが重要になってきます。
本記事では、AGEについて紹介します。
活性酸素については、「【活性酸素は青汁で除去!?】薄毛対策だけど、腸内環境改善で活性酸素をデトックス!」の記事を参考にしてください。
AGEは終末糖化産物の略、その意味と恐ろしさはとは!?
AGEとは、Advanced Glycation Endproductsの頭文字をとった略語で、日本語にすると、「終末糖化産物」といいます。
糖化とは、タンパク質と糖質がむすびつき、タンパク質が劣化する反応のことをいいます。
糖化したタンパク質からは、悪玉物質が大量につくられてしまいます。
それが、AGEなんです。
AGEは、老化の元凶となる最悪の物質として、医療界だけでなく、アンチエイジング業界でも危険視されています。
まずは、AGEの存在を認識することから!
人体の主な成分比率は、水分をのぞくと、
- タンパク質・・・約46%
- 脂質・・・約43%
- ミネラル・・・約11%
- 糖質・・・わずか1%です。
これに対して、食事の主な成分比率は、
- 糖質・・・約68%
- タンパク質・・・約16%
- 脂質・・・約11%
- ミネラル・・・約5%
です。
これをみて何か気づきませんか?
そのとおりなんです。
人体の主な成分比率と食事の主な成分比率は、まったく適合していません。
それどころか、タンパク質を主成分とする体内に大量の糖質をいれてしまっているということになります。
これはかなり危険な食事の仕方なのです。
AGEは、糖とタンパク質の化合物
体内のタンパク質は、糖と結びつく反応がすすむと、シッフ塩基という物質をへて、アマドリ化合物というタンパク質に変質します。
シッフ塩基やアマドリ化合物は、糖の濃度が下がれば、もとの正常なタンパク質にもどります。
しかし、アマドリ化合物が高濃度の糖にある程度さらされると、本来のタンパク質とは似ても似つかない「糖とタンパク質の化合物」が生成されます。
これが、AGEです。タンパク質と糖質から最終的に生まれる「終末糖化産物」です。
違います。AGEは終末糖化産物の総称であり、種類は
- カルボキシメチルリジン
- ペントシジン
- クロスリン
など数十にものぼります。
しかも、AGEはなったらもう戻りません。アマドリ化合物からAGEへの変換は、一方通行です。
AGEがひきおこす、スローミイラ現象
AGEが体のあちこちに蓄積すると、その部位の老化が著しくすすみ、「スローミイラ現象」がおこります。
糖質の摂り過ぎによって、体内のタンパク質がゴミタンパクであるAGEに変わり、老化がどんどん進んでいく現象のことです。
なんでこんな名前になっているかというと、タンパク質はみずみずしさを失い、ゆっくりとミイラのように干からびていくからなのです。
体のスローミイラ化がすすめば、
- 老化
- 不調
- 病気
などが一気に襲いかかってくることになります。
AGEから認知症もひきおこされ、糖尿病も進行する
どんなものかというと、認知症がそれにあたります。脳細胞が萎縮することで、認知症はひきおこされます。
糖尿病による合併症も進行しやすくなります。AGEが血管内皮細胞などを傷つけるからです。
さらには、コラーゲンにAGEが蓄積すれば、
- 肌のたるみ
- くすみ
が進行します。
コラーゲンもタンパク質の一種で、
- 皮膚
- 筋肉
- 内臓
- 骨
- 関節
- 目
など、あらゆる全身の組織にあって、細胞をつなぎとめる働きをしています。
いわば細胞と細胞をくっつけるノリのような役割です。
また、細胞を整然と正しくならべる働きももっています。
そのコラーゲンにAGEが蓄積すれば、もはや本来のコラーゲンとしての働きを失うことになります。
加齢とともに
- 顔にシワが増え
- シワも深くなり
- 肌はたるみ
- シミ、ソバカスが目立ち、黄ばみもふえる
これもスローミイラ現象の一種です。
AGE対策は、化粧品ではダメ!?
多くの女性は、お肌の老化現象が起きてしまうと、当然、高価な基礎化粧品を買って、お肌のケアをしようと思うことでしょう。
しかし、これが無駄になってしまうのです。
コラーゲンのAGE化がすすんでしまうと、化粧品でおさえることはなかなかできません。
何が大事かといえば、
これ以上AGEを増やさないこと
になるのです。
髪の毛だって一緒!AGEは敵でしかない!
髪の毛についても同じことがいえます。
髪は頭皮から生えていますよね?
頭皮にAGEが蓄積してしまえば、髪は十分に栄養も水分もえられなくなります。
薄毛を意識するとき、抜け毛の多さとともに、髪の毛にコシがなく、ヘナヘナと弱ってきたことに気づいてる人もいるんじゃないでしょうか?
それは、頭皮のスローミイラ化がすすんでいることであり、元気な髪をうみだせなくなっている証拠なんです。
さらには頭皮だけでなく、髪の毛そのものもスローミイラ化してしまいます。
髪の毛の成分は、80%以上を「ケラチン」というタンパク質が占めているので、AGE化が進みやすく、スローミイラ化をおこしやすい組織の一種であるからです。
まとめ
いかがだってでしょうか?
AGEの恐ろしさを認識できたでしょうか?
AGEの脅威から逃れるためには、糖質制限しかありません。
かといって、まったくもって糖質をとらないということもなかなかできないことでしょう。
そこで、なるべくAGEを発生させないための食事方法を提案します。
オススメの料理の工夫方法としては、以下の料理を減らすことです。
- 揚げる料理
- 焼く料理
そして、以下の料理を増やしましょう。
- 蒸す料理
- 煮る料理
- 生の料理
それプラス本サイトでも、お馴染みの青汁をとりいれましょう。
青汁は糖質が少なく、豊富にふくまれている食物繊維によって、糖質の吸収もおさえてくれます。
青汁であれば、一緒に腸内環境も改善してくれるので、一石二鳥です。
ぜひ、青汁でバランスをとりながら、ハゲ対策につなげてください。
青汁には、乳酸菌も入っている「黒糖抹茶青汁寒天ジュレ」がオススメです。
「黒糖抹茶青汁寒天ジュレ」については「腸内細菌クエストがオススメする乳酸菌入り青汁」の記事も参考にしてみてください。