日本人女性のガンによる死因のうち、2003年以来、トップの座を占めているのが、大腸ガンだといわれています。
一方、男性においても肺ガン、胃ガンに次いで第3位に上がっており、かなり危険な病気の1つになっています。
ここでは、大腸ガンになる原因や関係しているウェルシュ菌について紹介するとともに、乳酸菌による予防方法についても合わせて紹介していきます。
年々増加する恐るべき大腸ガン
大腸ガンの死亡者数は年々増加しており、ここに20年間で増え続けています。
男性では約2万3000人、 女性では約2万人近くが、大腸ガンで亡くなっており、罹患する人はその2倍以上だといわれています。
何かと、女性は、腸に問題をかかえやすいのよね。
主な原因としては、食事内容が欧米化したことで、脂肪をとり過ぎたり、食物繊維が不足したりする食生活を送っていることがあげられます。
また、ダイエットなどによる便秘も、大腸ガンの原因の1つです。
便秘生活を続けると、腸の中で悪玉菌がはびこります。
そして、これらの悪玉菌の中でも特に大腸ガンの原因になるのが、ウェルシュ菌と呼ばれる菌なのです。
これが本当に厄介で、大腸ガンを引き起こす原因となるの。
これも大腸ガンを促進させるの。
そ
腸内細菌と大腸ガンの関係を知る!
大腸ガンを防止するには、肉類を取り過ぎず、新鮮な野菜や果物を多くとることが大事なことです。
そして、乳酸菌が多く含まれているヨーグルトや漬物などの発酵食品をとるのも大切です。
つまり、腸の悪玉菌が、喜ぶような食事をとらず、善玉菌が喜ぶような食事を心がければいいのです。
大腸にビフィズス菌などの善玉菌が増えれば、悪玉菌が減って、ニトロソアミンや二次胆汁酸を減らします。
また、多くの乳酸菌は私たちの免疫力を強くして、ガンになりにくい体を作る効果があります。
腸内環境が悪い人は、それだけ大腸ガンのリスクも高まりますから、意識してできるだけ乳酸菌をとるとよいでしょう。
大腸内視鏡で、しっかりと定期的に検査も大事!
つまり、これは大腸ガンの生存率が他のガンに比べて、比較的高いことも関連してるといえるのよ。
でも、発見が遅れれば、体のあちこちに転移して、治療も困難になっちゃうの。
かつては苦しい検査だといわれていたが、最新の水侵法や無送気法という方法を用いれば、麻酔を使わなくてもほとんど痛みを感じずに検査ができるんだ。
それが嫌でも、最低でも5年に一度は検査するようにすると、大腸ガンのリスクがぐんと軽減できるぞ。
内視鏡の検査直後は、腸内に悪玉菌が少ない状態にあるので、善玉菌が増えやすい環境になっているの。
検査後2週間は、ビフィズス菌が入ったヨーグルトを毎日食べるのがオススメよ。
もちろん、日頃から、乳酸菌サプリメントで、乳酸菌を摂取して、腸内環境を整えておくことも、大事なことの1つよ。