日本では胃ガンによる死亡者が多いのをご存知ですか?
ガン死亡者の中で男性では肺ガンに次いで2番目、女性では大腸ガン、肺ガンに次いで3番目の死因となっており、国民病ともいわれているのです。
今までは、日本人に胃ガンの患者が多いのかは、謎とされていました。
現在では日本人にはピロリ菌の感染者が多いということがひとつの原因として、あげられています。
ここでは、ピロリ菌と胃ガンの関係を紹介しつつ、乳酸菌による予防方法も合わせて紹介していきます。
胃ガンとピロリ菌の関係を知っておこう!
国内のピロリ菌感染者はなんと約6,000万もいるといわれているのよ?
それどころか、ピロリ菌が胃ガンの原因になることは事実なんだけど、ピロリ菌感染者の胃ガン発症率は、年間1%にも満たない値でしかないのよ。
でも、2009年から日本ヘリコバクター学会が診療ガイドラインを「感染者全員の除菌を強く勧める」と改定したの。
なぜなら、ピロリ菌を除菌することが胃ガンの予防になるということが、より明確に判明したからなのよ。
ピロリ菌感染で胃ガン発症率が10倍に
ピロリ菌に感染すると、胃壁の細胞が攻撃されて、胃酸に対抗するガード機能が弱まることが分かっています。
ピロリ菌によって、ダメージを受けた胃壁は、ストレスを受けることでさらに防御が弱くなり、胃潰瘍にもなりやすくなります。
そうしたダメージが蓄積していくと、胃壁が次第に薄くなって慢性胃炎が起こり、胃ガンになる危険性が高くなってしまうのです。
事実、ピロリ菌感染経験者は、ピロリ菌に感染したことがない人に比べ、胃ガンのリスクが5〜10倍になることが報告されています。(参考;「あなたの知らない乳酸菌力(後藤利夫)」)
また、ピロリ菌の保持者で、高血糖、喫煙者は、胃ガンが発症する確率が11倍にもなるといわれています。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍を繰り返す人や若年者でピロリ菌の陽性な人は、胃のダメージを軽減するためにも、早めに除菌することをオススメします。
乳酸菌は除菌にも有効な力をもつ!
だけど、一部の乳酸菌にもピロリ菌を減らす効果があることも知っておいて欲しいの。
でも、抗生剤は飲まなくていいの??
何もおかしなことを言ってるわけじゃなくて、実際に病院によっては除菌と併用して、ピロリ菌を減らす働きをする乳酸菌が入ったヨーグルトを進めるところもあるくらいよ。
実際に以下のような研究結果もでているの。
ピロリ菌陽性患者に、乳酸菌が入ったヨーグルト90gを1日2回、4週間に渡って食べてもらい、最後の1週間はヨーグルトと除菌療法の両方を行いました。
すると、通常の除菌療法をしたグループの除菌率が77.8%だったのに対し、ヨーグルト併用グループは89.3パーセントまでアップし、除菌がより確実なものになりました。(参考;「あなたの知らない乳酸菌力(後藤利夫)」)
また、胃ガンの原因には、ピロリ菌の他に慢性胃炎や胃潰瘍、塩分の多い食事などがあげられますが、慢性胃炎や胃潰瘍にはピロリ菌も影響しています。
胃が重い、胃が張る、胸やけがする、違和感があって不快だなどの症状を感じているときは、なるべく早めに胃の検査を受けましょう。
ピロリ菌に感染している場合は、早期除菌が一番の解決策だといえます。
そして、除菌と併用して、日頃から乳酸菌を積極的にとって、予防につとめるのも大事な対策です。
予防に効果のある、乳酸菌は、LG21になります。
LG21は、「明治プロビオヨーグルトLG21」からとることができます。
残念ながら今のところ、乳酸菌サプリメントとしては、発売されていません。
ただし、LG21以外の乳酸菌も腸内環境の改善や免疫力、アレルギーや花粉症予防のアップに役立つのでオススメします。関連する記事は以下です。
「【花粉症には乳酸菌が効く】乳酸菌でIgA抗体を増やせば、免疫の誤作動が止まる!」
これらの乳酸菌をとるには以下の乳酸菌サプリメントをオススメします。