乳酸菌といえば、便秘解消ですよね?それ以外には?
最近では、ようやくアレルギー予防としても認知度がでてきていますが、それだけでしょうか?
実は、胃ガンの原因にもなっているピロリ菌を撃退したり、最近では現代病ともいわれている過敏性腸症候群の改善効果まであるようです。
ここでは、あまりまだ知られていない乳酸菌の効果を紹介します。
ぜひ乳酸菌の新しい一面に目を向けてみましょう!
目次
乳酸菌は、便秘解消やアレルギー予防だけじゃない!
そんなことはないですよ。乳酸菌のチカラは、便秘やアレルギーだけじゃないですから。
乳酸菌の中には、ピロリ菌を減らすものや、過敏性腸症候群の改善など、いろいろなものがでてきています。
もちろん、ピロリ菌除去には、ちゃんと病院にいって診察および薬による除去をすることが好ましいですが、日頃から乳酸菌をとりいれることで、ピロリ菌を減らすことは意味のあることです。
もちろん、ピロリ菌除去だけではなく、胃腸の状態もととのえてくれます。
本記事では、これ以外にも、最近のストレス社会の影響で多くなってきている、過敏性腸症候群や花粉症など、便秘解消ではない乳酸菌の効果的な飲み方を提案していきます。
LG21乳酸菌でピロリ菌を除去!
正式名称は、ラクトバチルス属ガセリ菌OLL2716株です。
研究室由来であることも関係しているかもしれませんね。
食品メーカーである、株式会社明治の研究所に保管されていた2500種類以上の乳酸菌の中から発見されたのです。
なんといっても特徴は、胃酸に強く、胃で生きのこる力がつよいというところです。
もちろんそれ以外にも、増殖性や安全性などの面でも優れた乳酸菌だといわれています。
ピロリ菌については、ちゃんとした臨床試験まで実施してそのチカラを実証しています。
その試験では、胃ガンの原因菌ともいわれているピロリ菌を減らす作用が確認されています。
現在、LG21菌を使用した1日に100万個以上も売れており、胃腸症状に悩んでいる人に大人気の商品群です。
LG21乳酸菌のまとめ【特徴・効果など】
<特徴>
- 酸に強い
- 腸内で生息できる
- 増殖しにくい
<効果>
- 整腸作用
- ピロリ菌の活動抑制
<注目ポイント>
- 強い酸性の胃液でも死なない
- 長い間腸にとどまる
- ピロリ菌の活動を抑制かつ除菌
<商品>
「明治プロビオヨーグルトLG21」(株式会社明治)
フェリカス菌で花粉症対策
正式名称は、エンテロコッカス・フェカリスといい、加熱殺菌された乳酸菌の代表です。
他の乳酸菌に比べて、小さい球形のため、一度に大量の菌を摂取することができ、かつ腸のすみずみまで行き届くという特徴があります。
株式会社伊藤園が実施した臨床試験では、フェリカス菌を服用したグループが、
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目のかゆみ
などの花粉症の症状が緩和し、摂取を中断しても効果が数日間続くという結果がでました。
近年では加熱殺菌した状態(死菌)でも、善玉菌の増殖を高める効果があるという研究も報告されています。
また、手軽にたくさんの量の乳酸菌をとることができ、さらに加熱殺菌されているため未開封なら常温保存が可能だというメリットもあります。
フェリカス菌のまとめ【特徴・効果など】
<特徴>
- 酸に強い
- 熱に強い
- 腸内で生息できない
- 増殖しにくい
<効果>
- 整腸作用
- 抗アレルギー
- コレステロール値低減
- 免疫力向上
<注目ポイント>
- 通常の乳酸菌の1/5程度の大きさなので、腸内のせまいところにも行ける
- 花粉症の、鼻かみ回数・鼻づまり・目のかゆみ、などの症状が改善
<商品>
「朝のYoo」シリーズ(株式会社伊藤園)
ビフィズス菌BE80株なら、過敏性腸症候群を改善してくれる!
この菌は、胃などの消化液に強いため、腸まで生きたまま届くことが科学的に実証されている高生存ビフィズス菌です。
ダノン社が、保有する4000株の菌の中から、酸に耐える力がもっとも優れているという特性により選ばれました。
大腸のなかで栄養をエネルギーに変え、いらないものを排出する働きをするため、便秘の解消にやくだちます。
過敏性腸症候群の人たちに、この菌を摂取してもらう試験をしたところ、
ビフィズス菌BE80株を摂取したグループは、食べ物が腸を通る時間が短縮されていることが、わかりました。
簡単ですよ。ワイヤーベルトをつけて、お腹の膨らみを食後に測るだけです。
それで食後の腸を通る時間のスピードがわかるんです。
そうです。食べ物が腸で長くいるということは、栄養の吸収などのバランスが悪いということになるので、短ければ過敏性腸症候群になる確率も減るのです。
ビフィズス菌BE80株のまとめ【特徴・効果など】
<特徴>
- 酸に強い
- 腸内で生息できる
<効果>
- 整腸作用
<注目ポイント>
- 生きたまま腸にとどくように開発されている
- 生命力が強く、賞味期限まで菌数が変わらない
- 井の中の菌の生存率が1万倍になる
- 過敏性腸症候群の改善効果あり
<商品>
ヨーグルト「ダノンビオ」シリーズ(ダノンジャパン株式会社)
LB81乳酸菌で、腸管バリア機能を高める
LB81乳酸菌は、ブルガリア菌といわれる、ラクトバチルス・ブルガリカスの2038株と、サーモフィラス菌といわれる、ストレプトコッカス・サーモフィラスの1131株をくみあわせた乳酸菌です。
特徴としては、短時間で乳酸を増殖できます。
研究によって、LB81乳酸菌は、腸管内に分布する免疫細胞にはたらきかけるとともに、腸管バリア機能も高めることが確認されました。
腸内フローラを改善し、有害物質から腸をまもる「腸管バリア機能」の低下をふせいでいることが明らかになり、健康へのさまざまな効果が期待されています。
LB81乳酸菌のまとめ【特徴・効果など】
<特徴>
- 酸に強い
<効果>
- 整腸作用
- 免疫力向上
<注目ポイント>
- 高い整腸作用のほか
<商品>
「明治ブルガリアヨーグルトLB81」(株式会社明治)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
おっさんでも乳酸菌は役に立つんです!
本サイトとしては、ヨーグルトよりは、乳酸菌サプリメントをオススメします。
ヨーグルトだと一度に1つの乳酸菌しかとれないことになります。
もちろん、特定の乳酸菌にしぼって効果をねらうのもいいことですが、そもそも乳酸菌はいろいろなものを一緒にとることが、腸内環境の改善に効果があります。
腸内環境をととのえることで、いろいろな効果がひきだされることを考えれば、長期的にみれば、乳酸菌サプリメントがもっとも効率もよいでしょう。