腸内細菌の数やどんな菌たちがいるかは、多少なりとも知っている人もいるかもしれません。
しかしが、その菌たちが、いつ、どのタイミングで生まれたのか?はたまた、いつ減るのか、増えるのか?
知っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
ここでは、腸内細菌の誕生や、腸内細菌の構成や数が年齢とともに変わっていくこと、について紹介していきます。
腸内細菌の構成や数は年齢が大事!?赤ちゃんこそ最強!?
腸内細菌の面白いところの1つに善玉菌、悪玉菌、日和見菌の割合が、年齢によって変化するということがあげられます。
離乳のあとにだんだん減少するんだけど、20歳をすぎても、ずっとビフィズス菌は優性にいてくれるのよ。
だから「【便秘解消には酸性の腸内環境】乳酸菌サプリで腸内を酸性にして悪玉菌を退治!」の記事でも紹介したように、歳をとると便秘になりがちなのよ。
特に健康的に問題がなければ、悪玉菌の数が、善玉菌を上回ることはほとんどないのよ。
悪玉菌(大腸菌、ウェルシュ菌)の割合が多くなってくるのは中年以降で、老年期になるとビフィズス菌の総数を逆転するケースもでてきますので、油断は禁物です。
中年期以降に腸内環境を整えなければならないのは、以下のようなデータが実際に発表されているからです。
<出典:大塚製薬HP 光岡知足著「腸内フローラと食餌」より>
若いころは、多少、生活習慣が乱れていても、善玉菌の働きが活発なので、ある程度は腸内環境を正常にたもてますが、歳をとっていくと善玉菌は減少していくので、そう簡単にはいかないのです。
個人差はありますが、ストレス過多の生活を続けている場合にも、腸内環境が悪化して、早い段階で悪玉菌の増加をまねくことだってあるので、日頃から、生活環境を整えることも大切です。
腸内細菌はいつから住み着いてしまうのか
なにせお腹の中にいるので菌が入ってきてないのよ。
そのため、生まれたばかりの時の排便にも菌が混じっていないの。
正確には、母親のおっぱいを哺乳しはじめたあたりから、一気に腸内細菌は増加し、24時間後には1gあたり1000億個以上にも達してきます。
我々、人間は生まれてから、外部の世界と接触しながら、こうした無数の菌たちと接触していくことになるのです。(「人の健康は腸内細菌で決まる」光岡知足著)
ここでも紹介したように、年齢を重ねていくとだんだんと善玉菌は減っていってしまうので、早い段階から善玉菌をとれるように乳酸菌を摂取するようにしましょう。
ヨーグルトなどでも摂取は可能ですが、手っ取り早いのは乳酸菌サンプリメントです。
乳酸菌については、ぜひオススメの乳酸菌サプリメントの記事を参考にしてください。