みなさんは、発酵食に興味がありますか?
古くからあるものとしては、みそや納豆、そしてここでも何度も紹介しているヨーグルトなど発酵食にはいろいろなものがありますね。
最近では、塩麹などもブームになっていますが、甘酒も注目されています。
甘酒はそれだけでも発酵食ですが、さらに少し工夫を加えると、さらなる発酵食になるのです。
次なる発酵食は、「甘酒酵素水」で決まり!
まずは、甘酒の話をちょっとするわね。
最近、甘酒は注目されている飲み物ですよね。
甘酒には、ビタミンB群やブドウ糖、オリゴ糖などが豊富にふくまれているからです。
甘酒は少し健康にくわしい人なら、すでに飲んでいるだけでなく自分で作っているという人もいるかもしれませんね。
<主な甘酒の効果>
- 栄養補給(ビタミンB、ブドウ糖、オリゴ糖など)
- 美肌効果
- 安眠効果
- 脂肪燃焼効果
- 免疫力アップ
ざっとあげただけでも、甘酒には以上のような効果があるといわれています。
ところが、甘酒の原理は「でんぷん」を麹がもつ酵素(アミラーゼ)によって分解し、ブドウ糖に変えたものです。
甘酒はいかにビタミンやミネラルがふくまれていたとしても、あくまで「糖水」なのです。
つまり、糖をたくさんとれば、肥満になり糖尿病につながってしまうのです。
「糖毒性」は、糖と血管の内側にあるタンパク質がむすびつくと終末糖化産物(AGE)ができて、いかなることをしても取り除けない、「頑固な焦げ」になり、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の原因にもなります。
さらに、ガンは糖だけを栄養に生きているので、糖をたくさんとれば、ガンを成長させてしまうということにつながります。
そこで、最近注目されてきているのが、甘酒にさらに善玉菌を加え、発酵を進めて糖を分解して作る「甘酒酵素水」です。
難しく考えない!ゴボウだって腸内環境は改善するんだから!
腸内環境に何が効くのか、効かないのかはそう簡単なことではないんです。
名前や普段どういう用途につかわれているかで、その物質のチカラを判断してはいけません。
今まで、いろいろな人たちが実験をしてるんです。
例えば、「胃腸薬」だったらなんとなく効果がありそうですよね。
もちろん、胃腸薬にもタカジアスターゼというアミラーゼの一種の酵素が入っています。
でも胃腸薬は、胃腸を整える成分は入っていますが、甘酒のように発酵させたりするようなことはできませんし、飲んで元気になるわけではありません。
でも、例えば、甘酒などにゴボウを入れてみると、ものすごくぶくぶく発酵するのです。
これはゴボウにもアミラーゼが含まれていて、その力は非常に強いということになるのです。
もちろん、甘酒に胃腸薬をいれてもそのような反応はしません。
そうなんです。見た目やイメージだけでは、体にとってどんな効果があるかはわからないもんなんです。
でも、ほとんどの人は美味しいからとか、好きだからってことで食べてますよね。
ここでまずは気にして欲しいのは、先入観にとらわれず、いろいろな腸内環境改善のためにチャレンジしてくださいということです。
甘酒酵素水の作り方は、とても簡単!
やり方は簡単です。
甘酒に、乳酸菌、イースト菌、ビフィズス菌のどれかを加え、さらに発酵させれば、甘酒酵素水はできあがりです。
イースト菌をいれるのが、甘酒酵素水の基本的な作り方になります。
ただし、アルコールに弱い方は、いれるものを乳酸菌に変えれば「甘酒ヨーグルト」になりますし、ビフィズス菌にすると「甘酒酢」に仕上がります。
面白いことに、乳酸菌として整腸剤のビオフェルミンをいれても、見事にヨーグルトができます、原理は一緒です。
そうなんです、発酵の元気がなくなってきたら、エサとして糖を足してあげたり、がごめ昆布をお茶パックにいれて食物繊維をプラスしてあげても、活性化することができます。
甘酒酵素水は飲むだけでなく、ドレッシングやスープやだしなど料理の調味料としてもつかっていけます。
<甘酒の変化>
乳酸菌・・・甘酒ヨーグルト
ビフィズス菌・・・甘酒酢
ビオフェルミン・・・甘酒ヨーグルト
甘酒酵素水のレシピをマスターしよう!
さきほども説明しましたが、甘酒酵素水は甘酒に微生物を加えて、発酵をさらに進めたものなのでレシピさえ間違えなければ、まず間違いなく何度でも同じものを作れます。
イースト菌を加えるのが基本の作り方で、甘酒にヨーグルトを少量入れると「甘酒ヨーグルト」、また、ビフィズス菌に変えると、「甘酒酢」になります。
もちろんこれだけでなく、そのまま飲んだり、料理に使ったりアレンジは色々ですので、試してみてください。
<材料>
- 白米(玄米でも)・・・2合
- ぬるま湯・・・適量
- 米麹・・・1袋(500g)
- ドライイースト・・・適量
<作り方>
- 炊飯器で白米を炊いたら、水を1L入れて、米麹をほぐして入れてよく混ぜる
- ほこりが入らないよう、ざるやふきんをかぶせ、炊飯器を保温にして、半日おく。いい香りがして、なめてみて甘くなっていれば、甘酒になっている
- 2にドライイーストをふり入れてまぜ、さらに一昼夜ほどおく。ぷくぷくと泡立ち、白ワインのようなほのかなアルコールの香りがすれば、成功
腸内環境の改善には、発酵食である甘酒などだけではなく、いろいろなものがあります。
腸内細菌クエストでは、特に食物繊維をとれる「青汁」と、ビフィズス菌をとれる「乳酸菌サプリメント」をオススメしています。
青汁と乳酸菌サプリメントについては以下の記事で詳細に紹介していますので参考にしてください。
また、ここで紹介した甘酒酵素水の作り方などについては、甘酒酵素水博士である南雲氏監修の本でも細かく紹介してくれているのでオススメです。
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