人の体にはもともと、有害な細菌や物質を排除するための免疫システムが備わっています。
しかし、この免疫システムが、食べものや花粉などといった無害な物質にまで、過剰に反応してしまう場合があります。
近年、増加している食物アレルギーや花粉症などは、免疫システムの異常により症状を引き起こされているのです。
「どうしてそんなことになっちゃうの」って思いますよね?
実は解明されていないんです!
医学の進歩にもかかわらず、なぜ特定の物質に過剰に反応してしまうのか、そのメカニズムについてここでは紹介していきます。
腸管免疫って何?偉いの!?凄いの!?
この腸管免疫を高めることが、アレルギーの予防に有効であるということが解明されているの。
その場合に備えて、小腸にはパイエル版というリンパ節の集合体があり、その下の腸間膜リンパ節には多くのリンパ球やマクロファージが待機しているの。
つまり、腸管免疫は、司令塔ってことでOKよ。
アレルギーのメカニズム
情報を受けとったヘルパーT細胞では、任務に最適な免疫細胞や抗体をみつくろって、攻撃を命じます。
さらに、ヘルパーT細胞には、Th1細胞とTh2細胞の2種類があるのよ。
Th1細胞 | マクロファージなどの細胞性免疫を担当 |
Th2細胞 | 抗体を中心にした免疫を担当 |
悪玉菌が多くなった腸では、Th1細胞よりTh2細胞が優位に働くことが知られているの。
腸管免疫を高め、バリア機能を正常に戻すことが重要になってくるの。
乳酸菌には腸管免疫を高める作用があるため、アレルギーの予防・改善に有効だといえるでしょうね。
乳酸菌によるアトピー予防作用
アレルギー体質って結構深刻
両親がアレルギー体質の場合、子どもに、その体質が遺伝するケースは統計的に多くなってしまいます。
しかし、乳酸菌にはアトピーの発症率を抑える効果があることが確認されているのです。
アトピー症状を持つ妊産婦が乳酸菌を摂取し、生まれた子供にも一定期間乳酸菌を与えたところ、アトピーの発症率が低くなったといわれています。(参考;「あなたの知らない乳酸菌力(後藤利夫)」)
薬効効果のないプラセボ偽薬を与えたグループでは、子どものアトピー発症率は46パーセントで、ほとんど2人に1人が発症しています。
一方、乳酸菌を摂取したグループの発症率は33パーセントで、半分にまで低下していたようです。
つまり、これは乳酸菌がアトピー発症を止めていてくれたということにつながります。
さらに、アトピー症状をもつ複数の子供が、8週間、乳酸菌を摂取したところ、その多くに皮膚症状や帰りの改善が見られたようです。(参考;「あなたの知らない乳酸菌力(後藤利夫)」)
アトピーは、アレルギーの中でも短期間では、なかなか改善されないものとして知られています。
ところが、乳酸菌を継続的にとることは、免疫バランスを整え、かゆみなどの改善につながることが期待できるというわけです。
乳酸菌をとりいれるには乳酸菌サプリメント
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オススメの乳酸菌をは以下の記事で紹介しているから参考にしてね。