発酵食品といえば、あなたは何を思い浮かべますか?
もちろん、ヨーグルトやキムチ、ちょっと知ってる人なら甘酒を考えるでしょうが、それではもう芸がないですよね!?
ここでは、ちょっと工夫をこらして、甘酒ではなく玄米甘酒、キムチではなく水キムチを紹介します。
目次
話題の玄米甘酒で発酵食品に挑戦!
甘酒は市販品もありますが、自分でつくるのだって簡単なんです。
腸内細菌クエストで紹介している甘酒は、玄米をつかうので、麹菌の力プラス食物繊維で、腸には良いこと間違いなしなんです。
ドリンクはもちろん、調味料として料理に使うなど、用途はいろいろあります。
玄米甘酒は、玄米、水、米麹が材料の発酵食品です。
玄米は食物繊維が豊富で、白米にくらべて6倍も多くふくまれています。
また、麹菌は腸内で善玉菌をふやすことができるので、ダブルの力で腸内環境をととのえるのに役立ちます。
さらに、玄米はビタミンB群などのビタミン、マグネシウム、鉄などのミネラルも豊富なんです。
それ以外にも消化酵素もふくまれています。
甘酒玄米の作り方
材料
- 発芽玄米・・・1/2合75g
- 米麹(乾燥)・・・70g
発芽玄米は、玄米を発芽させたもの。玄米の栄養はそのままに、白米と同じように炊け、玄米よりも消化がいいのが特徴。
米麹は、乾燥タイプのもので、大手スーパーなどで購入可能。
道具
断然効果の高いスープジャーなどの、フードコンテナーや水筒、魔法瓶が必要。
容量が500ml〜600ml以上の大きさを用意します。
手順
STEP1:まずは炊飯器で発芽玄米のおかゆをたく
- 発芽玄米はざっと洗って水気を切り、炊飯器の内がまに入れ、水を400ml注ぎます。
- おかゆモードで炊きます。
- 米麹は乾燥のまま、手でほぐして細かくします。
STEP2:麹を加える
- 内がまを、炊飯器からとりだし、水100mlをくわえて冷まし、温度を60〜65℃にします。温度計を使い、正確にはかります。
- 米麹をくわえて、ゴムベラなどでよく混ぜてなじませます。
SETP3:甘酒を発酵させる
- スープジャー(500ml用)にSTEP2で作った麹をいれて、ふたを閉めて常温に約8時間おきます。
- 炊飯器で発酵させる場合、炊飯器のふたを開けたままふきんをかけ、保温の状態で約8時間おきます。途中4時間たったら全体を混ぜます。
- 乳酸菌の働きで、風味が変化するので、保存容器にうつして、冷蔵庫で保存します。保存期間は約3日、冷凍なら1ヶ月。
STEP4:飲み方
- 玄米甘酒1にたいして水2の割合(玄米甘酒100mlなら水200ml)でミキサーにいれ、なめらかになるまで攪拌します。
- ペットボトルなどにいれて、必ず冷蔵庫に保存し、翌日までに飲み切ります。
- 真夏などの気温の高い場合は、つくった当日に飲みきるのがオススメになります。
話題の手作り発酵食品の2番手は、水キムチ!
水キムチは、観光料理でおなじみのキムチの一種です。
唐辛子をくわえず、薄い塩水に野菜をつけこみ、ぬか漬けと同じように野菜についている菌だけで発酵させます。
食べるときは、野菜も汁もいっしょに食べることをオススメします。
腸の働きを活発にする乳酸菌タップリのキムチになります。
発酵が毎日進み、酸味も変化します。
1週間くらいを目安に食べきるようにしましょう。
材料(4人分)
- 水・・・400ml
- 塩・・・小さじ3(小さじ2+小さじ1)
- 上新粉・・・小さじ1
- 白菜・・・4枚
- 大根・・・1/8本
- にんじん・・・1/2本
- きゅうり・・・2本
- りんご・・・1/2個
- レモン汁・・・1/3個
- ショウガ・・・1/2かけ
- にんにく・・・1/2かけ
- 酢・・・大さじ4
水キムチの作り方
STEP1:水キムチの汁をつくる
- 水(400ml)、塩(小さじ2)、上新粉(小さじ1)を鍋にいれて、火をかけます。
- 煮立ったら、火を止め、冷まします。
- 水と上新粉のかわりに米のとぎ汁400mlでもOKです。
STEP2:野菜などの下ごしらえ
- 白菜はざく切り。
- 大根とにんじんは拍子木切り。
- きゅうりは縦半分に切ってから、斜め切りにします。
- 1〜3をボウルに入れて、塩をもってもみこみ、水気がでるまで約30分おきます。
- また、りんごは皮つきのままよく洗い、くし形に切って、芯をのぞき、薄切りにします。(レモン汁もかけておく)
STEP3:野菜類をふくろに入れる
- STEP2の塩もみした野菜の水気をしぼり、ジッパーつきポリ袋または保存容器に入れます。
- りんご、ショウガ、にんにくも入れます。
STEP4:汁をくわえる
- 冷めたSTEP1の汁を注ぎいれ、酢をくわえます。
- 袋をとじて袋の上から軽くもみ、常温におき、冷蔵庫にうつします。
- 夏場は3〜6時間、春秋は一晩〜1日、冬場1〜2日)
- 1週間を目安に食べきります。
STEP5:完成!
- 漬けた直後から食べられるが、乳酸発酵独自のほんのり甘酸っぱい香りになったくらいが食べごろです。
- 冷蔵庫にいれても発酵が進むので、1週間たつと酸味がまして野菜の色も退色、汁も白濁して、古漬けのような感じになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか、玄米甘酒と水キムチという、ワンランク上の健康食のレシピは?
いろいろな乳酸菌をいろいろな食事からとることはとても大事なことです。