暑さによる体力の消耗、エアコンによる冷え、暑さによる睡眠不足など、夏から秋にかけては、体へのダメージがいっぱいありますよね。
もちろん、冬には冷えや乾燥など、肌や体の中身へのダメージも忘れてはなりません。
そんなとき、栄養バランスがよく、簡単に腸内環境などの体の中身をととのえられる食品があれば、便利ですよね?
ここでは、そんなときに冷蔵庫をあけて簡単にできる、「栄養補給+腸内環境改善」の効果のある甘酒ヨーグルトを紹介していきます。
暑い夏、寒い冬にぜひおためしください。
目次
ヨーグルトは5大栄養素を備えた優秀な食品
ヨーグルトは原料である牛乳の栄養をそのまま受け継いでるのを知っていますか?
- タンパク質
- 糖質(乳糖)
- 脂肪(乳脂肪)
- ビタミンB群などのビタミン
- ミネラル(カルシウム、マグネシウム)
などがバランスよく含まれています。
あらゆる面でヨーグルトは進化していますよ。
たとえば、タンパク質は発酵されていることで消化吸収されやすい形になっているので、体内にはいり、筋肉や皮膚、髪などの体の組織をつくってくれます。
それだけでなく、タンパク質は体の機能に欠かせない消化液や酵素の材料としても活躍しているのです。
糖質(乳糖)はエネルギー源になるほか、整腸作用などの働きがありますし、ヨーグルトの脂肪には、脂溶性ビタミンであるビタミンAをふくんでいるので、皮膚粘膜を守ってくれます。
さらにヨーグルトの脂肪は牛乳より消化されやすくなっているのも特徴です。
乳製品にはカルシウムが豊富にふくまれていますが、ヨーグルトになると乳酸とカルシウムがくっつくので、牛乳に比べてもさらに吸収されやすくなっています。
食欲の落ちる夏などには、のど越しがよく清涼感のあるヨーグルトなら食べやすく、すばやく栄養補給ができるということになります。
ヨーグルトを食べると睡眠にもプラスの安眠効果
暑い日がつづくと、なかなか寝つけないという人が多くなりますよね。
そんな時、期待したいのがヨーグルトです。
ヨーグルトには安眠効果も期待できるといわれています。
ヨーグルトの原料である牛乳には「メラトニン」という眠気を誘う物質が1mlあたり16〜26ピコグラムとごく少量ふくまれています。
また、牛乳に多くふくまれるカルシウムには鎮静作用があることはよく知られています。
ヨーグルトは牛乳の栄養をそのまま受け継いでもいるので、同様の効果を期待することができます。
もちろんこれらの安眠効果だけではなく、以下の症状からも助けてくれるかもしれません。
- 乳糖不耐症
- 肌トラブル
- ミネラル不足
乳糖不耐症は、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする症状で、これは牛乳のみの症状なのでヨーグルトを食べた場合には、ならなくなります。
肌トラブルについては、ヨーグルトにふくまれるビタミンB2が細胞の新陳代謝を高めてくれることで防いでくれますので、乾燥しがちな季節に食べると特に良いでしょうね。
さらに、暑い夏などに汗をたくさんかいて水分とともにミネラルを体外にだしてしまった場合にも、ヨーグルトを食べることで、カルシウム、マグネシウムなどの体に大切なミネラルもしっかり補給してくれます。
甘酒ヨーグルトの乳酸菌で善玉菌を増やそう!
ヨーグルトの最大の特徴は「発酵食品」ということです。
そうです。ヨーグルトは牛乳が乳酸菌によって、乳酸発酵した食品で腸内の善玉菌を増やす効果があります。
腸内細菌は大きくわけると
- 体に有益な作用をもたらす「善玉菌」
- 腸内毒素をだしたり炎症を起こす「悪玉菌」
- どちらか優勢になった方に味方する「日和見菌」
にわけられます。(腸内細菌については、「【便秘解消には酸性の腸内環境】乳酸菌サプリで腸内を酸性にして悪玉菌を退治!」の記事を参考に)
このサイトでも再三紹介しているように、善玉菌を優位に保つためには、ヨーグルトなどの善玉菌の豊富な食品を、毎日食べつづけることが大切です。
乳酸菌は、体の中に入ると胃や腸で消化液の働きを受け、腸に到達する前に死んでしまうことも、生きたまま腸に達することもあります。
そうとも限りませんよ、どちらも体にいい効果をあらわしてくれると今ではいわれています。
腸には、免疫細胞の約70%があつまっているといわれており、腸内環境がととのえば、自然と免疫力などもアップしてくるので、どんどん乳酸菌などを摂取して、善玉菌優位をたもって腸内環境を改善していきましょう。
甘酒の米麹がさらなる栄養と甘みをくわえてくれる!
そんなことはありません。まずは効果だけでなく、味に違いが生まれ、米麹酵素の影響で、絶妙な甘みをくわえてくれます。
さらに甘酒は糖に変化し、やさしい甘味をうみつつ、ブドウ糖、ビタミンB群、アミノ酸などがふくまれていますので、栄養補給的にもプラスになります。
甘酒については、さらなるプラスアルファもうみだせるので、「【発酵食の1番手は、甘酒酵素水】簡単なレシピをご紹介!美肌&安眠効果あり!」の記事を参考にしてみてくださいね。
「甘酒ヨーグルト」は、日本を象徴する発酵食品アレンジ!
日本は昔から、みそ、漬物、納豆など発酵食品がたくさんある国で、それを多食するという文化が根づいています。
この独特の食スタイルが日本食のすばらしさです。
そうなんです、そんな日本の素晴らしい食文化にプラスしたいのが、新しいヨーグルトの食べ方としての「甘酒ヨーグルト」になります。
ヨーグルトの酸味と甘酒の麹の自然な甘さは相性が抜群です。
タイミングとしても朝食にもおやつにもピッタリです。
善玉菌は1つではなく、多くのものを組み合わせることが大事なので、ヨーグルトと甘酒を組み合わせることはとても理にかなっています。
また、長く続けることで少しずつ腸内環境は変わっていきますので、さまざまなアレンジをして、毎日楽しく美味しくつづけていきましょう!
甘酒ヨーグルトのレシピ
材料(1人分)
- ヨーグルト・・・50ml
- 甘酒(ストレートタイプ)・・・100ml
作り方
- 甘酒とヨーグルトをまぜてグラスに注ぎます。
- 好みでクコの実などをトッピングします。
アレンジもいろいろ!ヨーグルトと甘酒の配合をかえて楽しんで!
いろいろなアレンジをしてみましょう!
- ヨーグルトを多め・・・・・トロリとした食感のデゼート風
- 刻んだバナナをプラス・・・・・食物繊維とオリゴ糖もゲット
- 甘酒を多め・・・・・サラリとした健康ドリンク
- きな粉をプラス・・・・・オリゴ糖をゲット
- フルーツと一緒に・・・・・ビタミン Cと適度な糖質も補給(朝のエネルギー源)
まだまだ、いろいろできるので、女性ならもっと楽しんでアレンジしてもよいでしょうね。
食べるタイミングもヨーグルトだと朝のイメージがありますが、夕食後のデザートに食べるのもオススメです。
乳製品にふくまれる必須アミノ酸であるトリプトファンは、幸福感をうみだす脳内物質「セロトニン」の材料でもあり、睡眠ホルモンといわれる「メラトニン」を合成してくれるので、安眠にひと役買ってくれますよ。
まとめ
どうでしたか?
甘酒ヨーグルトの凄さを認識できましたでしょうか。
甘酒は、そもそも米を米麹の酵素が分解して甘くなるものですし、ヨーグルトは牛乳に乳酸菌のいい効果をプラスしてあるので期待できる効果はいろいろあって当然なのです。
甘酒にはブドウ糖、ビタミンB群、アミノ酸がふくまれ、ヨーグルトにはご存知のとおり、乳酸菌がふくまれているので栄養的にも腸内環境的にも完璧なデザートになるのです。