食物繊維は、万能なアイテムではありません!
いきなり結論からいってしまいましたが、それでも食物繊維は腸内環境を改善する上で、なくてはならないアイテムです!
食物繊維は、病気を防ぐことはできるのでしょうか?大腸ガンなどのガンを予防することはできるのでしょうか?
そんな疑問にここではお答えしていきます。
目次
食物繊維で病気は予防できるのものなのか!?
食べ物にふくまれる栄養素は、小腸で吸収され、血液から全身の細胞へと運ばれていきます。
消化吸収のプロセスで残った「カス」が大腸に運ばれて、少しずつ水分が抜かれていき、最終的には「便」になり排泄されるんだぞ。
食物繊維はこの便の主要成分で、だいたい水分をのぞいた約30%を占めてるぞ。
つまり、三大栄養素である糖質やタンパク質、脂質をとっているだけでは「カス」がつくりだせず、便の排泄が困難になります。
これが、俗にいう便秘症なんです。
腸内の中に長時間、便が滞ってしまうために腸内で悪玉菌が増殖してしまい、そのままにしておくと様々な疾患をひきおこしちゃうんです。
腸の働きが低下し、代謝がスムーズに進まなくなるので、肥満や生活習慣病のリスクが高まってしまいます。
そして、細胞の老化が促進してしまう可能性もあるのです。
食物繊維ってどれくらいとればいいか知ってる!?
日本人の食物繊維の平均摂取量は1日あたり14.5gほどといわれています。
成人男子の摂取目安量は、24〜27gも、同じく成人女子は、19〜21gとなっていることを考えれば、だいぶ下回っています。
これって、逆にいえば、現代人のような食生活、つまり野菜が少なく、白米やパン、めん類、そして肉類が多い食生活をつづけているかぎりは、食物繊維は1日5〜10gほど不足してしまうということなんです。
繊維質を含んだ食べ物をバランスよくとることが一番!
忙しい日々の中で、当然バランスのいい食事は難しいよな。ヨーグルトを食べてもいいんだけど、ベストなのは「青汁」だな。
何せ食物繊維も豊富だし、栄養価の高い野菜ばかりをチョイスしてくれてるしな。
難消化性デキストリンは、食物繊維の仲間!
ここで、意外とオススメなのが、「難消化性デキストリン」です。
「難消化性デキストリン」は、トウモロコシなどに含まれるデンプンを消化酵素であるアミラーゼで加水分解し、その中から難消化成分のみをとりだしたもので、水溶性食物繊維の仲間に属しており、特定保険用食品(トクホ)の成分としても知られています。
「難消化性デキストリン」は、整腸作用に優れているだけでなく、血糖値の上昇をゆるやかにする効果も確認されています。
さらに、「難消化性デキストリン」は、特定保健用食品(トクホ)の商品の中でも、最も多くふくまれている成分だといわれています。
それくらい腸内環境の改善に期待されている成分なのです。
難消化性デキストリンについて、詳しく知りたい方はこの記事をどうぞ⇨「【難消化性デキストリンって何!?】名前は変だけど安全なトクホの食物繊維!」
大腸ガンのリスクも軽減できるのか、救世主 食物繊維!?
食物繊維を摂取することは、腸内環境を改善し、肥満や生活習慣病のリスクが軽減できる可能性があります。
ガンに対する予防効果だって、あるかもしれないんだぜ。
ガンと食生活は関係しているという学説があります。
その中の説によっては、食物繊維の摂取量の低下が関係しているともいわれており、その因果関係を明確に証明するのはそう簡単なことではなく、まだまだ分からないことはいっぱいありますが、かなり関係しているといわれています。
そこには、最近の欧米化による高脂肪・高タンパクの食事の普及が関係しているともいえます。
戦後の約60年間に急増したのは肺ガンや大腸ガン、女性の乳ガンなどです。
しかし、腸内環境との関係からみた場合には、特に気にしておかなければならないのは大腸ガンです。
男女ともに年々増加をしており、特に女性においては2005年以降、ガンの死亡原因の第1位におどりでています。
そうなんです。
腸内環境は食物繊維のみで改善するわけじゃないんです。
食物繊維の多い食品を積極的にとるようにすれば、「腸内細菌クエスト」でもずっとお伝えしているいろいろな体の改善作用は得られやすくなるかもしれません。
しかし、その一方で気にしておかなければならないことがありますので、次の項で紹介します。
肉類ばかりじゃ、食物繊維をたべてもダメなんです!
もちろん、腸内環境の状態は人それぞれだし、環境の良い人、体の強い人なら、それこそ欧米人ならそんな食生活を続けていても問題はないかもしれないけど。
腸内環境が期待どおりに改善されるとは感がない方がいいぜ。
ニンニク、キャベツ、大豆、ショウガ、ニンジン、セロリ
タマネギ、茶、全粒小麦、玄米、オレンジ、レモン、グレープフルーツ
トマト、ナス、ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー
こんなにあったら、確かにどうしようもないな、毎日野菜でお腹いっぱいだな。
こうした食品をまんべんなく食べることで、結果として食物繊維もしっかりと摂取されつつ、大腸ガンの予防につながることにはなります。
ここで、1つアドバイスしたい、方法として、なかなか申し上げにくいのですが。。。
食事がどのくらい体に作用しているかチェックするには、「便の状態」をチェックすることでおおよそ把握することができます。
便通が規則的で、悪臭のないバナナ状の便が毎日しっかりでてくるようなのであれば、腸内環境が安定していると考えて間違いありません。
食物繊維の摂取量についても、毎日のお通じの状態が1つのバロメーターになるはずです。
腸内細菌クエストでオススメしている青汁は、KOWAの「黒糖抹茶青汁寒天ジュレ」になります。
「黒糖抹茶青汁寒天ジュレ」は、青汁による食物繊維だけでなく、乳酸菌も入ってるのダブルで便秘解消に期待していけます。
とりあえず食物繊維を補給する部分においては、この青汁で十分なので、あとは、日々の食生活を改善していきながら、生活改善をつづけていければ、健康的な体を保っていけると思います。
詳しくは、「腸内細菌クエストがオススメする乳酸菌入り青汁」の記事を参考にしてみてください。